講評
題名どおりの見事な秋の彩りです。天候にも恵まれて、前景の銀杏の黄色が青空によく映えて見事です。
銀杏の黄色ともみじの赤の間に雪を抱いた富士がいいですね。カレンダーにして見飽きないカットに仕上がりました。
講評
前景の梅に当たる光がいいですね。斜光で当たっているので、一本一本の枝ぶりが浮かび上がるようになっています。
また撮影された時、まだ色温度が上がりきらない時間だった為、梅の朱色が強調されたのも面白いですね。
講評
皇帝ダリアと富士山の組み合わせは、意外性もあってユニークです。この花は成長すると3〜4mにもなるので、花で富士山を包み込むような構成が見事です。もし、できれば富士の左側の稜線と花が重ならないように、ほんの少し右に寄って花と稜線を分離させてもいいかも…。
講評
日没直後の朝霧高原での撮影でしょうが、空に浮かぶ雲のかたちと、水辺の写り込みがいいですね。
年間を通しても、このようなシャッターチャンスはなかなか撮れるものではないのですが、それをうまく生かせたようです。
講評
朝日の逆光に輝く密集したエノコログサの穂先が見事です。富士の稜線から昇る低い位置からの逆光に照らされて、見事な立体感の表現につながりました。風景写真撮影の基本をしっかりと押さえた素晴らしい表現です。
講評
眼下に広がる雲海、昇る朝日に照らされて、赤く染まる富士の姿が印象的です。
雲が広がってくれて、見せたくないものを隠してくれたこともあって、シンプルで力強い作品に仕上がりました。
講評
見事なダイヤモンド富士です。天候にも恵まれて、前景の逆光に輝く樹氷との組み合わせが見事です。このカットを撮り終えた後、広角系のレンズで樹氷にグッと近づいて、見事な樹氷をアップで捕らえてみると、同じダイヤモンド富士でも一味違ったカットになるでしょう。
講評
晴天の抜けるような青空に、白銀の富士と紅梅がよく似合います。もし撮れるなら次のカットは、前景の紅梅の高さを左上の青空いっぱいに、そして少し右に寄って富士を紅梅より少し低めにして、小さくしてみましょう。このカットは紅梅が主役です。富士と梅が同じ力で競わないように、富士山を小さくした方が、バランスがとれると思います。
講評
満開の桜の枝を、上から被せ込んだ構成が見事です。単純な構成なので、より力強い写真になりました。出来れば富士山の左側稜線に桜の一枝が重なってしまったので、ほんの少しカメラアングルを低くして、青空と分離した方が良かったのでは?また、同じカットをタテ位置で撮影しても、面白い構図になろうかと思います。
講評
富士山といっても御殿庭、凄まじい爆裂跡の宝永火口と黄色の黄葉が見事です。天候にも恵まれて、抜けるような青空に噴煙を思わせるような白い雲、シャッターチャンスも良かったですね。
講評
見事な満開の桜と青い沼津湾、その海を走る二隻の白い船、偶然のシャッターをうまく捉えました。沼津からの撮影なので富士山まで距離もあり、また春の暖かい気温もあって、富士山がはっきりしないのは仕方ないのですが、光が順光に近いので、偏光(PL)フィルターで少しコントラストを上げてみては如何でしょうか?
主催/静岡中央銀行 協力/静岡新聞社・静岡放送