講評(宮井氏)
谷間に霧が流れ、富士は朝の光に染まる。12月の撮影なので、手前の山並みには紅葉の名残の色合いが残り、これが一つのアクセントにもなっています。山並み、霧、富士山と条件がきちっと揃わないと、なかなか完成した画面にはならないものですが、理想的なシャッターチャンスを捉えられたと思います。画面構成もいいですね。
講評(宮井氏)
穏やかな駿河湾を隔てての富士山です。波うちぎわの黒い岩の前景と午後の光に照らされた海鳥のとまる中景と主題の富士山。画面の中に「近、中、遠」の三要素がきちっと入った見事な構成です。海からの富士山の秀作ですね。
講評(宮井氏)
好天に恵まれて、左上から右下への対角線を下る、いま盛りと咲きそろう紅白の花と白い頂きの富士山。
青空には白い雲も浮かび、春の富士山の素晴らしい一カットです。
講評(宮井氏)
見事な朝焼けのシーンで、これだけの美しい朝焼けは年間を通してなかなかお目にかかれませんが、これも作者の日頃の心掛けでしょう。手前の黒い山の稜線が画面を引き締めていて、黒と朱のコントラストがとてもいいですね。
講評(宮井氏)
磯の岩場に砕ける波と富士山のシーンですが、砕ける波の姿と富士山の対比が見事です。シャッタースピードを変えて何コマも撮影された結果から選ばれたベストショットでしょう。冬場のように空気に透明感がないと富士山もキリッと写りませんが、これも広い意味ではシャッターチャンスなのでしょう。
講評(宮井氏)
風に吹かれて青空に舞う桜の花びらと富士山の対比が見事です。桜の開花時期は短いのですが、散り始めの時期の選びかたと撮影時の天候条件を合わせるのがとても難しく、春霞みで遠景の富士山がはっきりしないことが多いのですが、このシーンは見事です。
主催/静岡中央銀行 協力/静岡新聞社・静岡放送
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